大阪工業大学 特別講演会

 講演テーマ:「スケジューラーによる食品工場のシミュレーション」
          (多品種生産における生産性向上のポイント)

 講師: 弘中 泰雅
 日時: 2009年1月9日(金) 16:40〜18:10
 場所: 大阪工業大学 工学部9号館

 大阪工業大学 工学部 技術マネジメント学科(旧経営工学)の下左近先生(経営システム研究室)のお世話で特別講義を実施しました。技術マネジメント学科のサプライチェーン・マネジメントコンピュータ・シミュレーションに関心を持つ学生さんが対象です。当日は他の行事と重なったり,週末の遅い時間帯に関わらす40名以上に聴講していただきました。予想以上の参加者でした。
 講演の最初は食品製造業の現在の状況から入り,食品製造業の生産性が低いこと,その原因は多品種少量生産のため手待ちや手空きなどが多いために仕事の密度が低く,仕事量の平準化が行われていないことが原因であることを説明しました。これらの問題を解決するためにスケジューラーで,生産計画 をたてて改善する方を,実際のスケジューラーを用いて説明を行いました。生産順を変えてメイクスパンを短くすることや,仕事量の平準化を図るシュミレーションを実感していただきました。講義の最後に質疑応答を行いましたが,いくつも質問があり熱心に興味深く聴いていただきました。講議のあと,演台まで質問に来る学生さんもいました。